仕上がりをパースで書いてみたの反省から
前回の①で描いたイメージパースは間口側から作成したため、最も確認したかった玄関とホールの間の造作建具がとても小さくイメージしにくいものになってしました。

SP(立ち位置)側を間口側と呼んでいます。
こちらが前回のパースです

奥の建具のイメージを確認したかったのに手前側の情報量が多すぎますねw。気にしすぎですかね?
悪いわけではありませんが、今日は新たに付ける造作建具のある奥の壁から立ち上げて造作する建具にスポットを当てたものにしようと思います。各時間も短くて済むしw
奥の壁に向かって両サイドの建具も一応描いていきます。
理由は、この方法は洗面室などのコンパクトな空間に使うのに向いていて、ゆくゆく役に立つので、奥行の壁から作成する際の手前のものを描くのに練習として描いていきましょう。
まずは、基本の準備
奥の壁を立ち上げ、平面図(間取り図)でいうと、玄関側が奥の壁になるのでまず、2000の床のラインを描きます。
続いて天井までの壁の線を描きます、天井高は(CH=2250)2250なので、先ほど描いた床の線の両端から垂直に2250のラインを引きます。
壁が立ち上がりました、描けた2本の線を結べば天井ができました。
間口側に身長160cmの女性が立って、奥の壁を見ている構図ですので、アイラインを150cmの高さとします。
次は、VP(消失点)を描いていきます、女性の立ち位置が間口側のドアのところですので、間口側の壁の奥行からみて1500のポイントを女性の立ち位置としましょう。
VP(消失点)は、必ずアイライン上にあります。アイラインと立ち位置の交点がVP(消失点)です。
続いて、補助線を描いていきます。補助線は床に正方形に見える四角を描き、その対角線の延長の線です。
まず左下の交点から500のポイントでパースラインを描きます。続いて下に250のポイント上にパースラインから補助線まで線をひき四角を描き、対角線を伸ばしていくと、以下の写真のような四角と補助線が描けます、これが、奥行きの基準の線です。

続いてトイレのドアを描いていきましょう
トイレは1500の長さなので、建具の吊元を750の位置として描いていきます。
床側に750と1500、高さ方向に1800(建具の高さ)ポイントを描きそれぞれVPに向かってパースライン(収束線)を引きます。ドアの取っ手は950としました。
750と1500のポイントのパースライン(収束線)は延長して補助線とぶつかったらトイレ側の床のパースラインまで平行線引きます、床のパースラインとの交点から縦方向に線をひきトイレのドアの幅を描きます、高さは1800パースラインを引いたらドアができます。
こんな感じになります。

続いて、向かい側の引き違い戸を描いていきます。
幅は1600で真ん中の800のところで引き違い、高さが1800の扉なので、床の1600と800のポイントでパースライン(収束線)を補助線まで引きます。
おのおの1600と800の奥行なので床と平行な線を壁まで引き、高さの1800のパースライン(収束線)まで線を立ち上げれば引き違い戸の完成です。
こんな感じです。

そして、奥の壁に施工する新しい建具を描いていきます。
建具の上はFIXまどにする予定です。
造作建具の幅は900として天井まで線をひき1800のところで横線を引いたら建具とFIX窓の完成です。

これでそれぞれの、建具が描けたので、少し細かく装飾して完成です。
このほうが、わかりやすい。

こちらが、奥の壁から立ち上げて描いていくイメージパースの作成方法です。
ケースバイケースで、前回の間口側からかくイメージパースと上手に使い分けてみてください。最後までありがとうございました。