みんなの家を「いごこちのいい家」に!

新築もリフォームも設備に頼りすぎず、できる限り建物そのものを工夫して、快適・省エネを実現して、みんなで心豊かで健やかに暮らすためのお役立ちブログ

みんなの家をいごこちよくするためのヒントを書いてます。

仕上がりを手書きパースで書いてみた

手書きパースで仕上がりをイメージ

今は、様々なデザインのイメージ写真が簡単に手に入る時代

 

でもそれってうちの家でやったらどうなるの?とか


部分的にしかリフォームしないからあんなに素敵にならない気がする~?とか


想ったことありませんか?

 

実は僕がおすすめしている、「いごこちリフォーム」も、普段使いの場所のみリフォームするので、今回我が家をDIYリフォームしようとしているのですが、家内には仕上がりのイメージがしづらいみたいなんです。

 

高額な建築ソフト購入するのももったいないので、手書きパースでイメージをわかせようと想います、皆さんもよかったら、自分の家のパースを書いてみてくださいね。これリフォーム以外にも、模様替えとかにも使えるんで。

 

このソファーをこっちにもっていって、テレビをこう向けたらどうだろう?とか
この棚とあの棚をここに並べたらどうだろう?とか
これって、けっこう頭の頭の中だけで考えるのってむつかしいですよね。

 

そんな時、手書きでパースが描けたら、とっても便利なんです。我が家では模様替えの時、パースを描いて家内にイメージしやすくしてOKをもらいましたw。僕には決定権はないのでw。

 

早速パースを書いていきましょう。

 

①間取り図の準備

今回はこの玄関ホールの手書きパースを書いていくことにします。

条件は

  • SP(立ち位置)が間口側、玄関方向が奥行側、SPより見たイメージで作成
  • 身長は160CMの女性だから目線の高さを1500mmとします。
  • CH(天井の高さ)=2250mm
  • 建具の高さ1800mm

 

 

今回は玄関とホールの間に、断熱ドアを造作建具で造りたいと考えています。順を追ってパースを書いていきましょう。

②間口立ち上げと消失点(VP)を描いていく

  1. 床幅2000mm、壁高さ2250mm、天井幅2000mmの長方形を描いていき、間口側、高さ側とも500mmピッチでメモリを打ちます。
  2. 身長が160cmということなので目線は150cmとしてEL(アイレベル)を床から1500mmのところで壁から壁に線を引いていきます。
  3. SP(立ち位置)をドアの中央、左の壁から1500mmの位置とします。
  4. 消失点は必ずアイレベル上にあるので、アイレベル上の左の壁から1500mmのところがVP(消失点)です。

③部屋の奥行を描いていきます

間口側の四隅から消失点に向かって収束線を引きます。この線をここではパースラインと呼びます。

④次に奥行の基準となる補助線を引きます。

Bからパースラインを引いて、AとBのパースラインの間にAから縦250の横線を引き、Bのパースラインを交わるところをCとします。AとCを結んで延長した線を補助線といいます。

⑤次は奥の壁までの距離3000の位置を出していきます。

間口側に3000まで線をひき、そこからパースラインを引いて、補助線と交わったところが奥行き3000の位置です。

この交わった点から横線を引いたら奥の壁の床になり、それぞれ四隅のパースラインと交わる点をつなぎ合わせると奥の壁が立ち上がります。

⑥続いて、パースの中身のパーツを描いていきます。

まずは、トイレのドアです。間口側から1500と2250の間がドアの位置なので間口側のメモリの1500と2250のところから各々補助線にパースラインを引き、交点から横線を引き、交点から縦にラインをひきドアの位置を描きます。

そしてドアの高さは1800なので高さ側の1800のポイントからパースラインを引きます。先ほどの線の交わりドアが描けました。

⑦続いて同じ方法で、向かい側の引き違い戸を描いていきます

間口側の壁から1000~2000の間にありますので、間口側の1000のポイントからパースラインを引き補助線と交わったところから横線を引き、パースラインとの交点から縦に線をひきます。

建具の高さは1800なので、高さ側の1800のポイントからパースラインを引くと引き違い戸の位置がわかります

⑧奥の壁の新しく造作される、建具を描いていきます。

間口側の900のポイントからパースラインを引き、奥の壁と交点から縦方向に線をひきドアの位置を描きます。高さは1800なので、高さ側の1800のポイントからパースラインを引き、奥の壁との交点から横に線をひきドアを描きます。

⑨今までの応用で、天井のボードの継ぎ目を描きます。

⑩そして、床を描きます。

間口側に100づつポイントを描き、そこからそれぞれパースラインを引き床を描きます。

 

あと、間口より奥行きが長い場所なので、今度は違う書き方をしてみようと思います。

楽しいんで、皆さんも書いてみてくださいね、お付き合いありがとうございました。

 






 



みんなの家がいごこちよくなると、きっと健康と省エネにつながります。